腹式呼吸と胸式呼吸を比較してみる

呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸が有ります。それぞれに特徴が有り、それぞれに違いが有ります。その違いを比較してみたいと思います。

 

【腹式呼吸】
腹式呼吸はお腹を膨らませて行う呼吸法になります。
お腹を膨らませるとは言っても、単にお腹に空気を入れたらOKと言う訳ではありません。あくまでも肺で行われる呼吸と言う事になります。肺を膨らませる方向ですが、腹式呼吸の場合には肺を下側に向けて膨らませてみて下さい。横隔膜が上下しているのが分かると思います。
肺を下側に向けて膨らませる。イコール、お腹が膨れると言うのが腹式呼吸になります。

 

注意としては、腹式呼吸では肩が上下する様な呼吸はしませんので上下しない様に意識しましょう。

 

【胸式呼吸】
胸式呼吸は日常生活の中で常に行われている呼吸法になります。特徴としては呼吸をする度に肩が上下しています。

 

イメージがつかない方は大きく深呼吸をしてみてください。肺が膨らみ、胸が膨らみ、肩が上がっているのがお分りいただけるでしょう。この時に体の中ではどういう状態が繰り広げられているのかと言うと、呼吸をして空気が肺に入ると、肺は上に膨らみ、更に前後左右つまり下以外が膨らむ様になります。その状態が胸を押して膨らませる事になり、胸が膨らむと肩が押されて上に上がる様になります。

 

簡単に説明しましたが、腹式呼吸と胸式呼吸では体に空気を入れる場所は同じでも、膨らませる場所が違うと言う事になります。